なつかしの歳時記 1月(正月の遊び)
除夜の鐘で新年を迎える正月元旦は、子どもも大人もうれしいものです。
年の初めに、雑煮・おせち料理をいただき、初参り・初詣と皆で新年を祝うのは、今も昔も同じです。
子どもの遊びは大きく変化し、昔は外で遊ぶことが多くどこの地区も遊びの集団があり、年長の先輩から遊びを教えてもらったものです。なかでも年の初めのころは雪が降ると、ソリや竹スキーをつくり、よく滑ったものです。また、知っている方も少なくなっているとは思いますが、藤原岳にはスキー場があり有名なスポットでした。このような土地柄から、国体や県体へ出場するスキー選手も多く輩出しています。
昔の正月の遊びといえば歌にもあるように、凧揚げ ・ こま回し、羽根突き、すごろくなどが代表的なものでした。昔の子どもたちは近所の仲間同士、遊びの集団があり、年上がリーダーで遊びの道具を作ったり、年下に遊びを教えたりしたものです。昔の遊びで特に思い出深いものにメンコ ・ ブッツケがあり、方言ではショウヤ、アブチとも呼んでいました。当時、人気のあった相撲力士型や、映画俳優、野球選手もなつかしいものです。今でも大切に宝としてもっている方もいるのではないでしょうか。それにしても、お正月は今も昔も変わりなく楽しいひとときです。